2012年9月5日水曜日

ケープタウン

はじめまして.T中です.

研究室の学生のみなさんと山口さんが名古屋で開催されている,土木学会全国大会に参加している中,

私とS准教授は,
南アフリカ共和国 に来ています.

もちろん,遊びではなくて,,,国際学会に参加するためです.

日本人旅行者のバイブル「地球の歩き方」によると,
・残念ながら南アフリカでは強盗に遭遇する可能性を避けることはできない.
・昼間であっても徒歩での移動は勧められない.
・一般列車は一等車であってもセキュリティは期待できない
など,物々しい記述が見受けられます.

そういったわけで,これまでにない緊張感を持ちながら,会場のあるケープタウンという街までやってきました.
V&A ウォーターフロント

この街は,バラックが延々と続く地域と,ウォーターフロントのように再開発された地域とで大きな格差があります.ウォーターフロントは警備員がたくさんいて,治安が良いので安心して食事をしたり,ショッピングをしたりして過ごすことができます.ホテルはウォーターフロントにとったので,安全なところで一日中過ごすことができました.

会議の様子


国際会議の会場であるケープタウン大学は,世界の大学ランキングで百番くらいの大学だそうで,レベルの高い大学のようです.会議にはマスターの学生が何人も発表していましたが,どの学生の発表もクオリティーが高く,質問への受け答えからも彼らのキャパシティーの高さが感じられて,感心しました.完全に日本の学生は負けてますね...

Key note 講演中のJ. Walraven先生

今回の国際会議は,コンクリート構造物の補修・補強や維持管理がメインのテーマだったので,我々の研究グループで過去に行った,劣化橋梁の載荷実験の研究について,S准教授と私で一題ずつ発表を行いました.

我々が南アフリカまで行くことにした主な理由のひとつは,この国際会議が,Joost Walraven先生の功績を讃えるために開催されたからです.国際会議の中には,このように著名な先生の業績を讃えるために開催されるものもあります. Walraven先生は,私とS先生がオランダの留学先でお世話になった先生です.何年か(2年?)ぶりにWalraven先生にお会いして,話をすることができました.

ケープタウン大学からテーブルマウンテンを望む

ケープタウンにはテーブルマウンテンと言われる崖丘があり,その山の中腹にケープタウン大学があります.景色のよい,美しい大学です.風景がきれいなところにいる方が,良い研究ができそうな気がします.

会議会場となった大学の建物

国際会議といえばバンケットがつきものです.
ドレスコード,エンターテイメント,食事...いずれも国内の学会とは異なるので,一度は経験してみてもよいと思います.

 バンケットの様子(手前は理科大の今本先生,その奥にS准教授)



 バンケットの料理(牛肉とラム肉)


いよいよあとは帰るだけとなりました.
ケープタウンから成田まで,25時間の空の旅です.
行きの飛行機でもずっと座っていたので,若干お尻が痛くなってきました....チャラ石君の二の舞にならなければよいのですが...

---9.7追加
昨晩,無事に日本に帰ってきました.
ブランケットを折りたたんでお尻の下に敷いていたので,なんとか変状なく,長岡に帰ってくることができました.往復で40時間以上,飛行機の中にいたので,映画を1年分見ました.「宇宙兄弟」がなかなか面白かった.











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